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ワインは優れた投資対象です。具体的な運用実績を公開しています。
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最新の
レポート

2025年第4四半期のハイライト
9月に見られた底打ちの兆しは第4四半期も継続し、市場には徐々に楽観的な見方が戻りました。
Liv-exの主要指数は上昇・安定傾向を示し、Liv-ex 100は12月に前月比0.4%上昇、4ヶ月連続のプラスとなりましたが、年間では2.5%下落で終了しました。12月は50銘柄が上昇、15銘柄が横ばい、35銘柄が下落し、下落銘柄数は2022年9月以来の最少水準となりました。
Liv-ex 1000は12月横ばいで、2019年高値と2020年安値のレンジ内で推移し、ボラティリティはやや低下しています。価格は安定しつつある一方、第4四半期の取引量は前年比7.2%減、取引額は9.2%減と調整傾向が続きました。
通年では貿易総額が5.8%減少、貿易量は7.2%増加。取引銘柄数は過去最高を記録し、5,000超の銘柄、12,000超の銘柄とヴィンテージの組み合わせが取引されました。

注目すべき数字
94%
2025年に高級ワインの需要の増加を
予測する資産管理者(2024年比10%増加)※WineCap調査より
33%
今年高級ワインに投資する可能性が高い
超富裕層の割合※ナイト・フランク・ウェルス・レポートより
ワインの地域別パフォーマンス
2025年は地域間で明暗が分かれました。
ボルドーはプリムール低調や高値疲れの影響で苦戦し、ボルドー500は12月▲0.1%、セカンドワイン50も通年▲9.4%と低迷。一方、年末にはシャトー・グラシア、シャトー・スミス・オー・ラフィット・ブランが回復傾向を示しました。
ブルゴーニュは12月に市場シェア26.0%へ回復。
イタリアは米国購入額▲50.2%も総取引額+0.5%、トスカーナ+0.5%、ピエモンテ▲4.6%。
ローヌ100は唯一通年+1.6%、ラヤスは平均+3.5%でした。
地域別の過去5年実績(2026年1月31日現在)
| 地域 | リターン |
|---|---|
| シャンパーニュ | 15.8% |
| ブルゴーニュ | 10.9% |
| イタリア | 8.1% |
| Liv-ex 1000 | -2.3% |
| ボルドー | 10.9% |
| カリフォルニア | -1.6% |
+14.24%
WineBank P1ファンド*の2022 年9月 (開始) から2025 年12月末までの運用実績は+14.24%
WineBank P1パフォーマンスは、2022年 9 月以降 WineBank P1ファンド*が購入したすべてのワインを対象にしています。
WineBank P1パフォーマンスの成長率は、2022 年9月 (開始) から2025 年12月末までで+14.24%と、同期間の市場が苦戦する中、堅調に推移する結果となりました。
(*合同会社WineBank P1にて運営するワインファンド)
ファインワインの展望
トランプ政権が課した高関税の影響を受け、特に米国市場が低迷した2026年。もとより続いていたコロナ禍後の調整期にさらに追い打ちをかけるような流れとなりましたが、9月から見られた底打ちの動きが第4四半期も引き続き見られました。
各地域の下位銘柄が今後どう回復するか、また、買い手においては、米国に代わり需要が高まっているヨーロッパ、そして需要の傾向に変化が見られるアジア勢の今後の動きが鍵となってくるでしょう。
ボルドーの2025第4四半期実績
4月のプリムール(先物取引)の低調、在庫水準の高さと数年にわたる高値付けによる投資家の疲弊が相まって、ボルドーは2025年に最も苦戦した産地の一つとなりましたが、一部銘柄で回復の傾向を見せています。
12月、ボルドー500は前月比0.1%下落、ソーテルヌ50、レフトバンク200についてもいずれも下落しました。セカンドワイン50は最も好調なサブインデックスでしたが、通年で見た際には前年比で9.4%下落し、最も低いパフォーマンスとなりました。
ただし年末にかけてシャトー・グラシア、シャトー・スミス・オー・ラフィット・ブランなど一部の銘柄が回復の傾向を見せ、2026年にかけて他銘柄がどう動くかに注目が集まります。
ブルゴーニュの2025第4四半期実績
一時ブルゴーニュの市場シェアは、11月に18.7%まで減少しましたが、12月には26.0%の市場シェアでボルドーに迫り2位となりました。
全体の取引量の8%を占めるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの貢献が大きかったものの、アルノー・アンテ、アルマン・ルソーといった他のワイナリーも活発に取引が行われました。
特に白のブルゴーニュは市場全体を上回るパフォーマンスを維持しています。
上位地域では需要と供給のバランスが整い始めており、価格も安定しつつあります。一方、下位地域では依然として不均衡が続いています。
シャンパーニュの2025第4四半期実績
2025年は米国市場で高関税の影響により全体の価格や取引が低迷する局面が続いたものの、シャンパーニュ地域は比較的回復力のある動きを見せました。
Liv-Ex の Champagne 50(シャンパーニュ 50)サブ指数は他地域の多くが下落傾向にある中でも、価格安定・底堅さが確認された重要な指数の一つです。シャンパーニュは近年の市場調整にもかかわらず過去5年でプラスのパフォーマンス(+15.8%)を維持し、比較的堅調な地域と位置付けられています。 この背景には、伝統的な大手メゾンのブランド力等が寄与しています。
イタリアの2025第4四半期実績
ヨーロッパ市場の買い手がトスカーナの需要を底支え不安定な市場で堅調に推移してきたイタリア100は、トランプ政権が課した高関税による米国購入者の撤退の影響を受けました。しかし米国購入者のイタリアワインの総購入額が年間50.2%減少していた一方で、2025年後半にかけてはヨーロッパ圏の購入者の力が戻り、全購入地域におけるイタリアワインの総取引額は0.5%増加しました。
ヨーロッパ市場の買い手はトスカーナの比率を増やしており、年初来、トスカーナの構成銘柄は0.5%上昇し、ピエモンテの構成銘柄は4.6%下落しています。
アメリカの2025第4四半期実績
2025年第4四半期のLiv-exデータによると、California 50の指数は直近値前月比-0.3%、年初来-0.3%、1年で-5.8%、5年で-1.6%と推移しています。これは、米国主要銘柄(Screaming Eagle、Opus One、Dominus、Harlan、Ridge)の価格が二次市場で調整局面にあることを示唆します。
特に1年・5年パフォーマンスのマイナスは、米国買い手需要の低迷や慎重な投資行動が価格に影響している可能性を示しています。