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ワインは優れた投資対象です。具体的な運用実績を公開しています。
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レポート

2026年第1四半期のハイライト
各要因の影響を受けながらも、取引・価格ともに安定して推移しました。取引額・取引量は2025年の年間平均を上回った一方、追加関税に関する報道を背景に需要が高まった2025年第1四半期の水準には及びませんでした。イラン戦争の影響が懸念されるものの、入札対オファー比率は0.68と価格が安定する水準を維持し、取引成立の可能性が高い入札件数は過去最高を記録しました。
また、6か月連続の上昇を経て、Liv-ex指数は3月に昨年9月以来初めて下落しましたが、主要指数は年初の水準を維持、または上回るなど、市場は総じて安定した結果となりました。Liv-ex1000指数では、2026年第1四半期の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率が1.04となり、2025年第1四半期の0.74を上回るなど、市場環境は前年同期より健全な状態となっています。指数別では、ボルドー左岸200指数が1月比1.6%上昇し、最も好調でした。
高級ワイン市場は他市場との相関性が比較的低く、市場ではイラン戦争への警戒感が高まっているものの、戦争が早期に解決へ向かえば、長期的なダメージを免れる可能性があります。

注目すべき数字
94%
2025年に高級ワインの需要の増加を
予測する資産管理者(2024年比10%増加)※WineCap調査より
33%
今年高級ワインに投資する可能性が高い
超富裕層の割合※ナイト・フランク・ウェルス・レポートより
ワインの地域別パフォーマンス
ボルドーは希少なバックヴィンテージへの需要を背景に回復傾向が続き、ボルドー500指数は年初来0.2%上昇しました。ブルゴーニュは市場高騰前の水準へ戻り、取引量の維持とボラティリティの低下から、市場の安定性が高まっています。
イタリアはトスカーナの主要銘柄が市場を牽引し、マッセートを中心に一部ヴィンテージで5%以上上昇しました。
シャンパーニュは年初から堅調に推移し、市場シェアを拡大。ドン・ペリニヨン、クリュッグ、ポル・ロジェ、ルイ・ロデレールへの需要が高く、入札対オファー比率も2022年11月以来の最高水準を記録しました。
地域別の過去5年実績(2026年3月31日現在)
| 地域 | リターン |
|---|---|
| シャンパーニュ | 11.7% |
| ブルゴーニュ | 6.3% |
| イタリア | 6.9% |
| Liv-ex 1000 | -5.9% |
| ボルドー | -16.5% |
| カリフォルニア | -8.5% |
+18.06%
WineBank P1ファンド*の2022 年9月 (開始) から2025 年12月末までの運用実績は+18.06%
WineBank P1パフォーマンスは、2022年 9 月以降 WineBank P1ファンド*が購入したすべてのワインを対象にしています。
WineBank P1パフォーマンスの成長率は、2022 年9月 (開始) から2025 年12月末までで+18.06%と、堅調に推移する結果となりました。
(*合同会社WineBank P1にて運営するワインファンド)
ファインワインの展望
2026年第2四半期は、ボルドー・アン・プリムールとイラン戦争の動向が市場の焦点となります。
2025年9月から続いた上昇基調は3月に落ち着きを見せましたが、アン・プリムールで慎重な価格設定が行われ、2025年ヴィンテージの長期的な価値維持への期待が高まれば、ボルドーワイン市場全体が回復軌道に乗る可能性があります。
一方で、イラン戦争が長期化・激化した場合は、市場への影響も予測が難しくなるでしょう。
ボルドーの2026第1四半期実績
ボルドー 500は1月に0.5%上昇し、3月には年初0.2%の上昇での着地となりました。希少なバックヴィンテージへの需要が取引を牽引しています。
ボルドー500指数を構成するサブ指数の中で、左岸200指数が最も好調で、右岸50指数が最も不調でした。上昇を牽引した銘柄は、Grand-Puy-Lacoste、Calon、Carmes Haut-Brionで、3.5%以上の伸びを見せました。
第2四半期の業績は例年通りボルドー・アン・プリムールによって左右されることが予想されます。2025年ヴィンテージが長期的に価値を維持する可能性が高まれば、ボルドーワイン市場全体が回復軌道に乗る可能性が高まるでしょう。
ブルゴーニュの2026第1四半期実績
ブルゴーニュ150は市場高騰前の2020年の安値水準を依然として上回っています。昨年からの上昇トレンド以降、平均して2.2%上昇し、高騰前の水準を安定して維持しています。
値動きは緩やかであるものの取引量が維持されており、1月には過去5年で最高水準となりました。ボラティリティも低下し、市場の信頼感の回復に貢献しています。
昨年まで入札対オファー比率が指数の中で最も低かったものの、他指数よりも速いペースで上昇。好調なイタリア100と同水準にまで回復し、今後の継続的な安定性が予測される水準を満たしました。
シャンパーニュの2026第1四半期実績
Liv-exシャンパーニュ50指数は、年始から上昇基調で2月には年初来1.4%上昇し、3月で1.1%の着地となりました。
市場シェアは、2月の第2週に17.9%まで急上昇し、3月では、ボルドー、ブルゴーニュに次ぐ取引シェアを占めました。ドン・ペリニヨン、クリュッグ、ポル・ロジェ、ルイ・ロデレールに強い需要が見られました。
入札対オファー比率は1月に50%上昇し、2022年11月以来の最高水準を記録。ドン・ペリニヨン・ロゼでは、買いの入札額が売りの提示額のほぼ3倍に達しました。
イタリアの2026第1四半期実績
イタリア100は、市場全体が3年間にわたり下落する中で、トスカーナワインの貢献により比較的安定を保っています。
トスカーナワインの取引額の80%以上は、主要な9つの銘柄(サッシカイア、ティニャネロ、オルネライア、マッセートなど)で占められています。この集中傾向は年々強まっており、2024年には24銘柄でしたが、2025年には21銘柄と更に集中しています。
トスカーナ構成銘柄の中ではマッセートがリードしており、2020年、2022年、2016年、2014年はいずれも年初来で5%以上上昇しています。
アメリカの2026第1四半期実績
2026年第1四半期のアメリカ市場では、追加関税を巡る不透明感が残るなかでも、米国からの購入活動は前年後半から続く回復基調を維持しました。
取引額・取引量は2025年の年間平均を上回ったものの、追加関税に関する報道を背景に需要が高まった2025年第1四半期の水準には及びませんでした。Liv-exでは、米国の購入者が勢いを取り戻したことを、2026年第1四半期の市場を特徴づける重要な動きの一つとして挙げています。