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「AU BON CLIMAT(オー・ボン・クリマ)」イザベル氏 来日

「AU BON CLIMAT(オー・ボン・クリマ)」イザベル氏 来日

カリフォルニアのトップワイナリー「AU BON CLIMAT(オー・ボン・クリマ)」のオーナー イザベル氏が来日!

ワイナリーの歴史やワインへのこだわりをインタビューしました。

▲WineBank社内での試飲会の様子

オー・ボン・クリマとは?

ブルゴーニュの伝説の造り手、アンリ・ジャイエ氏を師と仰ぐカリフォルニアのトップワイナリー。

サンタ・バーバラのジム・クレンデネン氏が1982年に創立。

ブルゴーニュスタイルのワインをカリフォルニアでつくる第一人者として非常に高い評価を受けました。

現在は娘のイザベル氏が2代目のオーナーとなっています。

歴史

ジム・クレンデネン氏はもともと法律家になろうと考えていましたが、
ヨーロッパに訪れた際、ワイン文化に触れ、すっかりワインの虜に。

特にブルゴーニュに感動し、伝統国のワインをカリフォルニアで造りたいと思いました。

しかしながら、70年代後半はまだワイン伝統国のような
エレガントなスタイルのワインはカリフォルニアにはありませんでした。

そこで、ジム氏はブルゴーニュ、オーストラリアで修行したあと、
カリフォルニアのザカ・メサ・ワイナリーでアシスタントワインメーカーなどを経験。

その後、自らのワイナリーをスタート。

目指したのはオールドワールドのワイン;

アルコールは中程度、綺麗で高い酸、お料理に合うスタイル。

立地

ワイナリーはサンタバーバラにあり、冷涼な場所にあります。

カリフォルニアの丘の上にあり、周囲は山に囲まれています。

西海岸と南からくる冷たい風が吹き込むため、ブドウは酸を高く保持でき、
生育期間を長く取ることができます。

ゆっくりと時間をかけてブドウを育てられるので、凝縮感のあるブドウを造ることができます。

ブドウ品種

ピノ・ノワール、シャルドネのワインをメインに生産していますが、
他にもピノブランやピノグリ、アリゴテなど、
ブルゴーニュで栽培されているブドウ品種を使用したワインを造っています。

試飲したワイン

「ヒルデガード」 ホワイトワイン 2021

「ニュイ・ブランシュ」フォーサイド 2021

「イザベル」 ピノ・ノワール 2020

「ヒルデガード」 ホワイトワイン 2021

ワイン情報

ピノグリ50%、ピノブラン40%、アリゴテ10%

オーボンクリマの一番トップのワインと同じように造り、新樽100%、樽発酵・熟成2年を経てリリースされます。

テイスティングコメント

ラフランス、アプリコット、焼いたヘーゼルナッツの香り。

イザベル氏おすすめの相性の良いお料理は 天ぷら、松茸、オイリーディッシュ、懐石料理。

天ぷらとのペアリングで特におすすめなのは、あなごとのことです!

「ニュイ・ブランシュ」フォーサイド 2021

ワイン情報

シャルドネ100%、フレンチオーク(新樽100%)

その年によって変わるワインのニックネーム。

2021は“FORESIGHT(先を見ていく、先見の明)’’という名前です。

テイスティングコメント

完熟したレモン、レモンピール、ミネラル感、ほどよい新樽の香り。

ヒルデガードもミネラル感がありますが、
よりふくよかでフルーティー、ニュイブランシュの方が酸が高くエレガントです。

「イザベル」 ピノ・ノワール 2020

ワイン情報

アンリジャイエのスタイルを継承し、ブドウは全て除梗、素晴らしい区画の畑はブレンドしてワインを生産しています。

ブドウの状態にこだわり、素晴らしいブドウだからこそ樽も綺麗に溶け込んでいます。

樽はブルゴーニュのフランソワ・フレール産のものを使用。

ブドウのクローンにもこだわり、樹勢が強くなく、収量が少ないですが、
その分、ブドウの果粒はより小さく凝縮したものになります。

テイスティングコメント

ブルゴーニュを彷彿とさせる綺麗な赤い果実、バラ、クローヴの香り。

長い余韻を楽しむことができる素晴らしいワインです。

世界中に愛されるオー・ボン・クリマ

販売先はアメリカ国内が40%、60%は海外向け。

なんと販売先の20%は日本!

オー・ボン・クリマのワインはおおよそ5-7年は熟成するポテンシャルがあり、
素晴らしいものだと10年以上も熟成できるとのこと。

最後に

日本が大好き!とのイザベル氏。

日本のお料理とも相性のよいワインなので、和食とオーボンクリマワインとのペアリングも楽しみたいですね。

 

 

(プレスリリース執筆:WineBankスタッフ 池田眞琳)

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作成者:WINE BANK

執筆:池田眞琳

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