ワイン投資のやり方
日本でも年々消費量が増加傾向にあるワイン。ワインは日々の食卓から特別な日のお祝いまで、幅広いシーンで登場し、楽しみ愛されています。
そのワインが近年、資産形成の手段として注目されています。ワイン投資を始めるにあたり、特別な資格は必要ありませんが、どのような方法があるかご存知ない方は多いのではないしょうか。
この記事では、ワイン投資の具体的なやり方と失敗についてご紹介します。ワイン投資のやり方には3つの方法があります。どの方法で行うかは、それぞれの時間の使い方にもよると思いますので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
目次
ワイン投資のやり方について
ワイン投資のやり方には3つの方法があります。
- 自身で知識をつけ、個人で行う
- ファンドなど金融商品に投資する
- プロの意見を聞きながら、個人で行う
どの方法で行うかは、それぞれの時間の使い方にもよると思いますので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
自身で知識をつけ、個人で行う
思うように価格が上がらなくても飲む楽しみがある、という場合は、独学で行ってもいいかもしれません。
独学でワイン投資を始める場合、最悪「投資としては失敗しても飲む楽しみがある」とはいえ、ワインの基本知識を習得する必要があります。
また、銘柄の選定だけでなく、仕入れ方法や保管方法を考える必要があり、自分の裁量でコントロールできるとはいえ、多くの手間や時間がかかります。コストは最小で済むかもしれません。
ファンドなど金融商品に投資する
投資信託の感覚でワイン投資のプロにお金を預け、プロが代わりにワイン投資を行います。ワインファンド投資は、株などの投資信託の仕組みとほぼ同じです。
ワインの選定や売買は運用会社が行うため、自分でワインを選ぶ楽しさや、ワインに投資しているという実感はあまりないかもしれません。
リスクやそれに見合うリターン、パフォーマンスに納得出来る場合は、特別な知識を必要としないため、最も自分の時間を使わずにワイン投資を始められます。
プロの意見を聞きながら、個人で行う
せっかくワインに投資するなら、自分でワインを選びたい、買ったワインを自分でも楽しみたい。
でも、ゼロから自分でワインを選ぶことや、ワインの適切な保管は難しい、という場合にはおすすめの方法です。
ワイン投資のプロとして、アプリの提供があるため使いやすい「WineBank(ワインバンク)」や「Vinovest(ヴィノベスト)」などを利用する方法があります。どちらもオンラインでアカウントを作成することで、初心者でも気軽にワインに投資が始められるシステムです。
「WineBank(ワインバンク)」とは?
当社、株式会社WineBankが提供している、ワイン投資サービスです。
アプリや公式サイトを利用してオンライン上で投資をすることができます。オンラインでアカウントを作成し、目標金額や希望の運用方法をコンシェルジュに相談することができます。プラン選択後、ご入金いただくと、コンシェルジュがお客様専用のポートフォリオを作成し、ワインの購入から管理、売却までお任せいただけます。
プランによって、コンシェルジュと相談しながら、ご自身のお好きなポートフォリオを組むことができます。保管されているワインを実際に見に行くことも可能です。
WineBank(ワインバンク)公式サイトはこちら
「Vinovest(ヴィノベスト)」とは?
アメリカのVinovestが提供しているワイン投資サービスです。こちらもオンライン上でアカウントを作成し、入金するとポートフォリオを作成し、ワインを購入・保管してくれます。ただし、アプリや公式サイトはすべて英語での記載となっており、米ドルで取引します。
Vinovest公式サイトはこちら
ワイン投資の失敗と学ぶべき教訓
ワイン投資の失敗例①
ワイン投資は高いリターンが期待できる魅力的な投資の一つですが、どんな投資にも絶対はありません。失敗するリスクも気にかかりますよね。ここからは、ワイン投資における失敗例について取り上げたいと思います。
「ワイン投資 失敗」と調べたときに、最初に目につくのは詐欺についてではないでしょうか。2016年、ワイン投資ファンドのVIN-NET(ヴァンネット)が破産したというニュースが報じられました。ポンジ・スキームという投資詐欺を行っていたとのことですが、この件を受けて、ワイン投資自体への不安を抱いた方もいるかもしれません。
ヴァンネットの破産は、確かにワイン投資における失敗の一例と言えます。ワインの市場価値は短期的に見ると変動しやすく、投資家が期待するリターンが得られない場合もあります。これは株式投資でも何でも同じですが、自分が後悔しない、信頼できるファンドであったり、アドバイザーを選ぶことが大切です。
リスクを適切に把握し、信頼できる投資先を選ぶことが重要となり、適切な調査や管理が行われている投資先を選ぶことで、ワイン投資が成功する可能性を高めることができます。
信頼して預けることに不安がある場合は、ファンドなどは通さず、プロの方の意見を聞き自分で購入する、または自身で知識をつけ個人で行えば、詐欺に遭いワインの現物もなくゼロになってしまうよりはいいのかもしれません。
ワイン投資の失敗例②
では、詐欺被害以外にどんな失敗があるでしょうか。
基本的にはボトル価格1,000円など、安価なワインはあまり値が上がらない傾向にあるため、投資対象tしてはよく考える必要があります。投資するワインの選び方にはいくつかのポイントがあり、事前に知っておく必要があります。
詳しくは関連記事「ワイン投資銘柄の選び方」でまとめているので参考にしていただけたら幸いです。
まとめ
実物投資を取り入れて分散投資することで、株式や債券などの価格と連動しにくい商品を持つことになり、より安定した資産運用が可能になります。
まだ馴染みの薄い日本国内でも、ワイン投資が手軽に始められる環境は整っています。ただ、ワイン投資を始めたからといって、必ずしもすべてのワインを長期間投資しなくてもよいのです。
一部を特別な記念日に開けたり、自分へのご褒美として楽しんだり、大切な人にギフトとして贈ったりすることもよいでしょう。自分で必要なワインだけ手元に置き、残りは資産として運用し、数十年後に利益が得られたら、人生がより豊かなものになるのではないでしょうか。